ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットの違いとは？

ルーレットには2種類が存在します。

ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットの２種類です。

ルーレットなのになぜ種類があり、どのような違いがあるのか解説していきたいと思います。

ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットの違い

ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットの違いは『０』の違いにあります。

アメリカンルーレットには『０』『００』と２種類のゼロがありますが、ヨーロピアンルーレットには『０』しかありません。

ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットのレイアウトの違いは、『０』『００』以外に特にありませんが、ホイール（数字の並び）には違いがあります。

数字の並び方が全く異なります。

アメリカンルーレットの方は連続する数字が対角線上に位置しています。

数字の並びを利用した攻略法を利用する人は特に注意が必要になってきます。

以上の様にアメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットの違いは

[ゼロの数]

[ホイールの数字の並び]

が違うということになります。

たいした違ではないと思われるかも知れませんが、この『０』の数、実は大きな違いになるのです。

なぜならこの『０』の部分がギャンブルの控除率（ハウスエッジ）、つまりカジノ側の利益となっているからです。

たとえば赤黒にベットした場合、期待値は５０％に思えますがそうではありません。

なぜなら『０』があるからです。

ヨーロピアンルーレットで考えると、「３６コの数字＋０」で合計３７個の数字があり、赤（黒）の数はそれぞれ１８個です。

ですので赤黒への賭けで当たる確率は「18/37*100=48.64%」です。

実際に赤に10ドルで当たった場合の払い戻しは20ドルですが、確率的には20.5ドルでイーブンです。

この差分がカジノの利益になります。

アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットのハウスエッジの違い

アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットでは期待値・ハウスエッジ（控除率）が異なります。

アメリカンルーレットの期待値が94.7%でハウスエッジ（控除率）は5.3%

ヨーロピアンルーレットの期待値は97.3%でハウスエッジ（控除率）が2.7%になります。

ヨーロピアンルーレットの方が期待値が高くなっています。

ですが、97.3%と94.7%だとそれほど違いがないと思われがちですが、全然違います。

例えば100ドル賭けるとします。

この場合、ヨーロピアンルーレットでは確率的（統計的）には平均して$97.3.戻ってきます。

これがアメリカンルーレットだと平均して94.7ドル戻ります。

確率的に負ける金額で言えば２倍の差がありますから、言い方を変えるとアメリカンルーレットはヨーロピアンルーレット よりも倍額負けやすいとも言えるかもしれません。

ですのでプレイするなら、アメリカンルーレットより、ヨーロピアンルーレットの方がおすすめになります。

アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットのオッズの違い

『０』の違いでオッズの違いも異なります。

アメリカンルーレットの場合

アメリカンルーレットは、上記でも紹介した通りハウスエッジ（控除率）は「5.26%」になります。

ヨーロピアンルーレットの場合

ヨーロピアンルーレットも上記で紹介した通りハウスエッジ（控除率）は「2.7%」です。

配当自体ははアメリカンルーレットと同じでも、ヨーロピアンルーレットはシングルゼロのため、オッズ・ハウスエッジ（控除率）の観点ではお得なのです。

『0』が１個か２個かだけでで大きな違いがあることがお分かりいただけたと思います。